実践学園 vs 駒澤大学高等学校

 「どちらが勝ってもおかしくない試合でした」と実践学園の内田尊久監督。1‐0の渋いスコアだが中身はタフで激しいゲームとなった。

 前半開始のホイッスルと当時に互いの陣内を行き来するオープンな展開に。スタンドの歓声にチアリーディング。吹奏楽が奏でる音楽に選手は気合いも動きも2倍、3倍増し。前線に向けロングボールが放たれると落下点では苛烈なボールの奪い合い。奪っては進み、奪われては戻るを繰り返した。この勢いは果たして80分間、持つのだろうかと心配をするほどだった。

 一見、無茶な滑り出しだが、これは立ち上がりの失点を回避する実践学園の目論見。その後、徐々にペースを手繰り寄せるが、そう簡単ではなかった。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
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