実践学園の生命線である上下両サイドを駒澤大高に抑えられ、サイド攻撃が滞った。この状況をMF18吉浦晴、FW19本間貴悠、MF20福田怜央の2年生トリオの攻撃陣が補完。中央、そしてサイドと徐々に機能し、駒澤大高を押し始める。
後半、実践学園の攻勢となったが、駒澤大高としてはあえてボールを持たせているのかと思うほどの落ち着きぶり。攻めに出る実践学園の裏を狙ったカウンターで一気に迫った。
試合の分かれ目となったのが0-0で迎えた後半12分。駒澤大高は、セットプレーのチャンスからFW11岸本空(3年)のゴールが決まったかに見えたが、ファールのためノーゴールとなった。内田監督は「あのジャッジがどう転んだのか、わからないところで勝負が分かれました。あのシーンが決まっていたら、もっと苦しい試合になっていました」と冷や汗ものだった。
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選