もどかしい試合展開となったが、後半からは状況が一変する。後半8分には左からのクロスのこぼれ球をDF3伏見晄永(新3年)が押し込み、2点目をマークすると、直後の10分には左を上がった伏見がゴール前に入れたボールを塩尻がダイレクトで合わせて、日章学園を引き離した。

 日章学園もやられっぱなしでは終われない。引いた状態での守備を強いられた前半から修正し、ラインを押し上げた結果、相手エリアでのプレーが増加。「後半は最初からどんどん押し込んで、ボールを持つことが試合の入りからできていた。だから、自分たちのペースになったし、テンポ良くリズム良く攻撃できていました」。そう振り返るのは野口だ。

 24分にはFW25大平陽稀(新2年)のパスから右サイドに開いたFW13矢野瑛大(新2年)に展開。中に入れたボールをMF22谷恭輔(新2年)がダイレクトで合わせて1点を返すと、30分には相手DFの背後に落ちたボールに対し、大平が走り込んでゴールを狙ったが、シュートは枠を捉えることができない。チャンスを生かし切れずにいると試合終了間際にはCKから金にゴールを許し、4-1でC大阪が勝利した。

▽第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ
第2回東武トップツアーズスプリングフェスタ