「先発の渡辺がすごく良かったので、PK戦は止めなきゃいけないという重圧がありましたが、自信を持って臨んだ。試合中から相手選手のキックの特長とか癖を観察し、それが参考になりました」

 渡邉はしっかりチームの信頼を勝ち得た存在になった。

 一方、連勝スタートした県U-18リーグ3部の2試合と今大会1、2回戦の計4試合で、渡辺は無失点を継続中だ。「武蔵越生は格上だが負ける気がしなかった。自分は読みと気持ちでシュートを防いでいます。次も無失点に抑えてベスト4に進みたい」と169センチと小柄な守護神は強気な言葉で締めくくった。    

(文・写真=河野正)

▽令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選