しかし20分、ペナルティーエリアで相手ハンドの反則があってPKを獲得。横山が確実に沈めて2点目を奪い勝利を決定づけた。

 西武文理は主将のボランチ永井涼晴(3年)と左ウイングバック梅沢悠(1年)のロングスローをはじめ、選手交代などで反撃を試みた。後半35分には、2分前に投入されたDF群司快晴(3年)が28メートルほどのFKから豪快なシュート。惜しくもGKに弾き飛ばされたが、少ないチャンスを得点に結びつける可能性を秘めた攻撃だった。

 国際学院との1回戦、狭山ヶ丘との2回戦とも先行されながら逆転勝ちしたが、この日は初めて先手を取っての無失点勝利だ。為谷洋介監督は「相手は若いチームで勢いがある上、GKを含めて守備が堅いのでロースコアになることを予想しました。それでも1点目は守備を崩し、2点目はPKからとうちらしい点の取り方でした」と喜んだ。

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▽令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選
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