4月3日に開幕したT3リーグ。駒沢補助競技場で行われたAブロック第3試合は、東海大菅生FC東京U-18(B)の対戦。

 華麗なテクニックでゴールに攻め入るFC東京U-18(B)に対し、組織的な守備と素早いカウンターで対抗する東海大菅生。試合は膠着状態が続いた。
 後半に入り55分過ぎ、必死で守る東海大菅生はPA内でハンドをとられ、PKを与えてしまう。ここで左隅へのグラウンダーのシュートを東海大菅生GKがパンチングで防ぐスーパーセーブを見せる。勢いづく東海大菅生はカウンターから強烈なシュートを放つも、こちらもFC東京U-18(B)のGKがナイスセーブ。10人対11人となり、試合が動き出す。

 75分、ここまで好セーブを見せてきた東海大菅生GKがPA内に攻め込むFC東京U-18(B)の選手を手で引っかけて倒してしまい、退場、PKとなる。これを松岡瑠夢((FC東京U-18(B))が左上に決め、ついに先制。
 すると、ここまでチーム一丸となった戦いを続けてきた東海大菅生も9人となりさすがに人数が足りない。代わったGKが好セーブを見せるも、85分、90分とFC東京U-18(B)に立て続けにサイドを破られゴールを決められてしまい、0対3と敗れることになった。

 結果は大差がついてしまったが、東海大菅生は最初に退場者を出しPKを与えた際、10人となりバタつきな状況でも、しっかりと統制がとれていたように見えた。チームとして戦う意識付けが出来ているようで、今後の戦いに注目だ。
 FC東京U-18(B)の個人技の高さはさすが。チームとしての意識が高まってくると、ますます怖い存在になりそうだ。