後半に入っても優勢に試合を進めるのは1点リードのFC東京U-18(B)。47分の29番のミドルシュートを皮切りに、49分には右サイド20番のクロスにファーサイドから34が走り込んで合わせるも枠を捕えることはできず。追加点を奪うことはできないものの個のレベルで勝るFC東京U-18(B)は、前半から継続する人もボールもよく動くパスワークに加えて、ゴール前のドリブルでの仕掛けが効果的。ペナルティエリア付近など危険なゾーンでのドリブルに対する容易なアタックは、ファールを取られる可能性も高く、実践学園(B)のDFはその対応に苦労しているように見受けられた。

 攻め込む時間帯が続くFC東京U-18(B)の追加点も時間の問題かと思われた71分、28番のスルーパスに抜け出した38番・半谷陽介がドリブルで持ち込み、鋭い切り返しからゴールに流し込んでとうとう2点目を獲得。FC東京U-18(B)が勝利をグッと引き寄せる貴重なゴールで2対0とリードした。

 対して後半に入っても速攻の形が上手く作り出せない実践学園(B)。そんな厳しい状況の中奮闘したのは右SB22番であった。前半から積極的なオーバーラップを見せ、攻撃参加を繰り返してきたSBは後半もクロスなどでチャンスを狙っていく。しかし、その右サイドを起点にゴールに迫りたいものの安定感のあるFC東京U-18(B)DFの前に、ゴールに迫る決定的な場面を作り出せない攻撃で終始。課題が残る内容となった。

 結局試合は2対0で終了のホイッスル。FC東京U-18(B)が会心の勝利で勝ち点を9に伸ばした。