
橘 vs 桐光学園
後半に入って間もない41分。ゲームを決定づけたのは、再び松岡だった。センターサークル付近から放たれたロングシュートが、そのままゴールネットに突き刺さる。監督も「ああいう一発を持っている選手」と称えた一撃に、市立橘の反撃の芽は一瞬、たじろいだ。
それでも、市立橘は折れなかった。強い陽射しの中でも、ブラスバンドと大応援団の声に背中を押され、粘り強く桐光学園に食らいついた。68分には、混戦の末にFW13朝野颯太が渾身の一撃を放つが、GK1斎藤准也の気迫のセーブで弾き出されてしまう。直後のCKでは、桐光学園の速攻でピンチを招くが、カバーに入ったDF4鈴木宥惇とDF25桐原柊の冷静なプレスバックで追加点を許さなかった。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選

