
桐光学園のエースFW10倉持慶太
市立橘の執念は終盤まで続いた。74分、そして81分にもゴール前の混戦を演出するが、決め切れない。そのままタイムアップの笛。桐光学園の3大会連続出場が決まった。
試合後、キャプテン倉持は「弱いって言われてた自分たちの代で勝てたのは素直に嬉しい」と率直な気持ちを語った。昨年、一昨年と強かったチームに比べられ、最初はBチームにも入れなかった過去。それでも、腐らずに自分と向き合い続けた日々が、この日の決定弾に結びついた。
「昨年は骨折でインハイに出られなかった。だからこそ、今年はまず怪我しないことが大事。そして、今日の勝ちで満足せず、もっと結果を残していきたい」。その言葉の端々からは、過去の悔しさを未来への糧に変える意思がにじんでいた。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選

