神村学園イレブン(写真=森田将義)

 追い掛ける展開を強いられた神村学園はシステムを4-3-3に変更。「徳村にマンツーマンを付けられたので、上手く中盤が回っていないと思い、3バックを1個上げて中盤を3枚にした方がスムーズだと思った。9番を中野と今村の2人で見て、マッチアップした方がスムーズに行くだろうと踏んだ」。

 そう意図を明かすのは有村圭一郎監督で、3バックの右だったDF6堀ノ口瑛太(3年)が中盤に入り、MF10佐々木悠太(3年)、MF14福島和毅(3年)でトライアングルを作成。後半は中盤で優位性が作れたことで、神村学園らしいボール回しが機能した。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)