以降は両者譲らず、1-1のまま試合が進んだが、35+9分にはゴール前を抜け出そうとオノボを中野がファールで止めてFKを献上。オノボ自らが直接ゴールを狙ったが、枠を捉えることができず、勝負の行方はPK戦に委ねられることになった。
迎えたPK戦は神村学園が1番手からキックを成功したのに対し、山梨学院1番手のキックはGK1寺田健太郎(3年)がストップ。4番手のキックは枠を捉えることができず、1-1(PK:4-2)で神村学園の勝利となった。
神村学園は準優勝に終わった昨年超えを目指し、今大会に挑んでいる。悔しさを味わった決勝にまた一歩近づく勝利となったが、選手たちが見据えるのは目の前の試合のみ。中野はこう話す。「決勝に戻りたい気持ちはありますが、まだ準決勝があるので一戦一戦見据えたい。何が起こるか分からないのがインターハイなので、危機感を持ちながら集中していきたい」。尚志(福島1)と対戦する準決勝でも一戦必勝の精神で挑む。
(文・写真=森田将義)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

