スコア2-0のまま突入した後半35分、開志学園JSCはゴールキックからパスをつなぐと、FW北野鈴雄(3年)が右後方から配球されたフィードに抜け出し右足を一閃。ファーサイドを狙ったシュートがゴール左隅に突き刺さり1点差に詰め寄った。
一気に会場の空気を変えた開志学園JSCは最終局面。ハーフウエーライン付近でFKを獲得。キッカーを務めたGK以外を最前線に並べるパワープレーに出たが、同点ゴールを奪えずにタイムアップとなった。
2-1で勝利した帝京長岡の古沢監督は「前半から勝ち急がず、70分+延長戦も視野に入れ、最終的に勝てばいいぐらいの気持ちで行った。前半0-0でも問題なく、じれずに戦おうと話していた。後半にいい形で得点できた」と評価した。2得点を挙げた上田は「春に比べて味方とパスで繋がる自分たちらしいサッカーが展開できるようになってきた。最後の1失点を反省し、次で同じことを繰り返さないように、また、みんなでいい準備をする」と気を引き締めていた。帝京長岡は5月31日の準決勝で開志国際と対戦する。
(取材=編集部)
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
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