横浜商大高は次戦、強豪・横浜創英と対戦する。「自分たちは別に強いチームでもなんでもない。上のチームを倒してくのが目標」とキャプテンの玉木。川之江も「ジャイキリ起こして、自分たちの強さもっと見せつけて、絶対優勝したい」と力強く語った。

「リーグ戦はまとまりなくて下から2番目だったが、今回の選手権は全員同じ気持ちで、出てない人たちも1つに向かってできた。神奈川1位目指して頑張りたい」と清水。この選手権で、横浜商大高は確かに生まれ変わった。

 “みんなの分”を背負った1点。それは26年ぶりの扉を開く、かけがえのない1点だった。応援席には野球部の野太い歓喜の声援が力強く響いていた。

(文・写真=西山和広)

▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選