初戦の洗礼。桐光学園、1-0で慶應義塾を下すも見えた”選手権の難しさ”

桐光学園イレブン
「まぁ選手権だなという感じでした。簡単に勝てる相手でもないですし、ラウンドでもない」。試合後、桐光学園の鈴木勝大監督が漏らした言葉が、この日の80分間を端的に物語っていた。
10月19日、桐光学園サッカー場。グレーの雲が覆い始めた空の下、第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選2次予選の3回戦、桐光学園対慶應義塾の一戦が幕を開けた。両校の応援席は試合前からボルテージがマックスに達し、慶應義塾サイドからは「150人で戦うぞ」という掛け声が響く。トーナメントの一発勝負が持つ独特の緊張感が、湿り気を帯びた空気の中に漂っていた。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

