点差以上に大きかったのは、選手たちの心に芽生えた確信だ。仲間を思う気持ち、夏に流した汗と涙、そしてゴールへの執念。すべてを背負って彼らは都大会へ向かう。

 この日の7点は、ただの数字ではない。それは中込のハットであり、守備陣の集中であり、そして“3年生と最後まで”という思いそのものだった。

(文・写真=西山和広)

▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選