初戦の硬さを超えて 高輪、エース岩永悠杜の2発で都立足立を突き放す

高輪イレブン

 夕刻の駒場東邦グラウンド。隣接するマンションの影がピッチの一部を覆い、夏の熱気の奥にかすかに秋の気配が漂う。酷暑を避けて夏休み終盤に開幕した第104回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選は9月7日に都内の各会場で1回戦4日目が行われた。駒場東邦グラウンドで行われたその1回戦で高輪都立足立を4-1で下した。試合を動かしたのは、エースFW10岩永悠杜を軸にした強か(したたか)な攻撃と、失点にも揺るがなかった“初戦の強さ”だった。

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 序盤、都立足立はゴール正面からのFKを枠外に外す。直後の8分、高輪はDF5冨樫汰良がこぼれ球を押し込み先制した。緊張を破る一撃。しかし13分、都立足立がCKから押し込んで同点に追いつく。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
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