
中大杉並 vs 豊南
流れが変わったのは27分だった。左サイドのバイタルエリアでボールを受けた豊南のFW9 邱奕翔が、持ち前のドリブルで相手DFを置き去りにする。そして放ったシュートは、逆サイドのネットに美しく突き刺さった。「8番の二瓶(拓真)君が上手く落としてくれたので、ゴールに繋げられて良かったです」と、決勝ゴールを決めた邱は振り返る。「寄せてきた相手のDFには、自分としては冷静に対応できたと思います」という言葉からは、プレッシャーの中でも冷静さを失わない精神力の強さが伺える。
前半は中大杉並が押し込む時間帯を作りながらも、豊南の1点リードで折り返した。しかし、真価が問われたのは後半だった。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

