試合は後半アディショナルタイム。GK平がゴール前へ攻め上がったCKはクリアされるが、それを拾ったDF西山朝陽（3年）がクロスをあげると、中央で平が相手選手と競り合いながらヘディングシュート。ボールはGKの守備範囲内へ飛んで行ったが、その手前でクリアしようとした上田のキックがボールをとらえ切れず、無情にもサイドネットへと飛んで行ってゴールネットを揺らした。GK平の劇的ゴールで試合は1-1の振出しに戻り、この直後に後半終了のホイッスルが鳴り響いた。勝負の行方はＰＫ戦へ。

　PK戦は両チームとも1人目が失敗し、2人目は成功。迎えた3人目、先行の京都橘のキックを京都共栄のGK山本が1人目に続いてストップする。その後はそれぞれ成功を続けて、後攻・京都共栄の5人目。これを決めれば勝利というシチュエーションだったが、ゴール右上を狙ったキックはクロスバーを叩いてしまう。決着がついたのは9人目。京都橘のGK平が、コースを読んでPKを止めて、激戦を制した。

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