京都橘GK平誠雅(写真＝雨堤俊祐)

　第104回全国高校サッカー選手権京都予選の準決勝が西京極総合運動公園陸上競技場で行われ、3連覇を目指す京都橘と、初優勝を目指す京都共栄が対戦した。

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　前半は京都共栄が試合の流れをつかむ。４-４-２の布陣で戦い、前からのチェイシングで相手にビルドアップを自由にさせず、ロングボールに対しても人や空中戦に強い最終ラインが跳ね返す。自陣では強固な守備ブロックを展開し、ボランチのMF上田一冴（3年）が中盤の底で相手の攻撃の芽を摘むんでいった。そして攻撃に転じるとFW鍔本怜玖（3年）とFW恩田康生（1年）の2トップが身体を張ったポストプレーで前線に起点を作り、押し込んでいく。