昌平スターティングイレブン(写真=会田健司)

 4-2-3-1の陣形を取る昌平は、来季のJリーグ湘南ベルマーレ加入が内定している右MF山口豪太(3年)が積極的にボールを要求し、力強いドリブルで縦に進出。カットインからのシュートやクロスで得点機会をつくろうと攻撃陣をリードした。

 同じくJリーグクラブへの来季加入が見込まれる左MF長璃喜(3年)も、故障明けを感じさせない鋭い突破で敵陣に顔を出し、山口とともに看板選手らしい動きを披露した。

 昌平は前半4分、1年生1トップの立野京弥がシュート。こぼれ球を長が狙ったが、2本とも相手DFの素早い出足にブロックされた。8分にも敵ボールを奪った長が決定的なシュートを放ったが、これもDFに弾き飛ばされる。23分、山口の絶妙のスルーパスに長が反応したものの、GK大日野渉(3年)が好判断で飛び出し捕球されてしまう。

【次のページ】 決勝トーナメント準々決勝 昌平 vs 浦和学院(3)

▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選