優勝候補一番手の初戦は、それくらい低調だった。

 浦和学院は後半開始50秒、相手CBからボールを奪った本田の強シュートはGKの正面を突いて加点に失敗する。

 昌平は後半開始から長とMF齋藤結斗(3年)のポジションを入れ替え、長がトップ下に移動。これが功を奏し、14分に同点ゴールが生まれた。ボランチ高見澤光(2年)の縦パスから長と立野がパス交換し、中央から右に少し運んだ長が弾丸シュートを蹴り込んだ。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選