昌平 vs 浦和学院(写真=会田健司)

 前半33分、桜井の縦パスを受けた本田が左から強烈なシュートを打ったが、GK小野寺太郎(3年)の好守に阻まれる。しかし36分に願ってもない先制点をもぎ取った。左ウイングバック町田瑠斗(3年)からパスを預かったボランチ平方虎(3年)が、左サイドを攻め上がって中央に切れ込むと、ニアサイドからGKの頭上を破る豪快な一撃を突き刺した。

 初戦の硬さや選手のコンディションが万全でない事情も影響したのだろう。昌平の芦田徹監督は「ボールを持つことに臆病になったし、(自分たちから)アクションを起こすことに消極的だった」と80分を振り返り、「攻撃については単純に出来が悪かった」と首をかしげた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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