16分にはFKから川上の一撃がバーに弾かれ、19分の吉田のシュートはGK小野寺太郎(3年)に捕球される。アディショナルタイムには右MF松尾泰希(2年)の右クロスから、吉田が決定打を放ったが、GK小野寺に阻まれる。
1-0で迎えた後半も東京成徳大深谷のペースで進んだ。3分、左を突破した鯨井の決定的な一撃はまたもやGK小野寺のパンチングに防御され、15分には吉田が右から鋭いクロスを入れたものの中で合わせる選手が不在。何度か絶好機を築いたが、追加点を奪えなかった。結果的にはこれが響いた。
昌平は後半11分にFW齋藤結斗(3年)を投入すると長がトップ下、山口が右2列目にそれぞれ移動。守備ラインから丹念にパスを回してボールを握り、高水準の技術を備えるMF陣を経由してアタックを開始。持ち味を根気強く出し続けていた20分、やっとの思いでゴールをこじ開けた。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

