細田学園イレブン

 武南は前半16分に先制。小山の送った左CKのボールがファーサイドで混戦となり、CB田村大地(3年)がこぼれ球を拾ってシュート。GK染谷蒼太郎(3年)が弾いた球を関口が見逃さずに押し込んだ。

 1トップの藤森隼叶(3年)が、関口の右クロスをヘッドで狙った30分のシュートはGKの正面を突き、34分には小山-関口とつないで最後は左2列目の渡辺悠(2年)が打ったが、DFにブロックされて追加点を奪えなかった。

 初めてベスト4に駆け上がった細田学園浦和南との2回戦、西武文理との3回戦、準々決勝の浦和東戦と3試合続けて2-1の持久戦を制してきた。3-4-2-1の配置から、主将のCB高久琉我(3年)を軸に3バックとボランチの間でボールを代わる代わる回しながら、勝負パスを打ち込むタイミングをうかがった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選