追い付かれた奈良育英は、ハーフタイムにCB2人を入れ替え。梶村監督の「2点取って色んな意味で引いて（失点して）しまったので、そこを修正しようと話をした。0で抑えられればいけると思っていた」という分析通り、後半立ち上がりにチャンスが訪れる。後半2分。相手ゴール前に人数をかけた奈良育英は混戦からMF布村大地（3年）が狙いすましたシュートで勝ち越し点をあげる。
山辺も懸命にボールを動かしながら奈良育英ゴールに迫るが実を結ばず。逆に後半10分には、堀、布村とつなぎ、最後は福西が押し込んで、ダメ押し点をあげる。その後も大会得点王に輝いた速水を中心とした山辺の猛攻をしのぎ切った奈良育英が2点のリードを保ったままタイムアップ。V5の偉業を達成した。
▽第104回全国高校サッカー選手権奈良予選
第104回全国高校サッカー選手権奈良予選
