後半の3得点はいずれも速さを生かして生まれたもので、「うちは交代で出てくる選手がみんな速いんです。チームの強みもスピードで、攻撃のスイッチが入ると本当にリズムが良くなります」と説明。ただこの日の勝利については、「ふたりのセンターバックを軸によく守ってくれた。夏以降、ようやく我慢できるようになりました」とイレブンの成長に手応えを感じていた。
2次予選の抽選会は先に海城がくじを引き、後から正則学園の岩沢奏多主将(3年)が引くと、海城の横に収まった。「去年PK戦で負けているので、あの瞬間からリベンジすることに懸けてきました」と岩沢はチームの思いを代弁する。
1-1で後半を迎えたが、どんな戦略を練って入ったのか? 「前半も立ち上がりに得点できたので、後半もそれを狙いました。戦い方としてはセーフティーにシンプルにやることを心掛けました」と説明。海城にほとんど決定機を与えなかった理由を尋ねると、「石井が入って前線から猛烈なプレッシャーをかけてくれたことが大きいですね」と攻守に活躍した背番号13に感謝した。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

