この覚悟通り、2点目が決まった後半15分あたりから3点目までの約25分は日大鶴ヶ丘の攻勢にさらされた。成城学園は身体を張った守備ではねのけるなか、2度のピンチがあった。後半18分、右サイドMF7吉山勇紀の横パスから逆サイドMF6八木良祐がシュート。さらに右サイドDF2橋本翔太のクロスにDF11井之上がシュート。この2本とも成城学園GK1横溝和生が片手を伸ばし、難を逃れた。

 GK1横溝は「ベスト16がひとつの目標でした。自分が活躍するのも大事ですがチームが勝つことも大事。どうにかしのげました。そしてGKコーチとの二人三脚のおかげです」と顔をほころばせた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選