8月2日に開幕を控えた平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」。高校サッカードットコムでは本大会で活躍が期待される10選手をピックアップ!今年のインターハイではどんなドラマが生まれるのか!?
※一部内容を変更いたしました。

■北海道・東北地区

野口雄輝・丹代藍人(青森山田)
青森山田注目の選手はカウンターサッカーのキーマンとなる、エースナンバー10番を背負う野口雄輝と、丹代藍人の2人。ワントップのやや後方の攻撃的ポジションに入り、2シャドーの形を取る。プレミアリーグでは野口が4ゴール、丹代が3ゴール(第8節終了時)を記録しており、得点ランキング上位に食い込む活躍を見せている。チャンスメークに加え、抜群な得点力を誇る2人の躍動がチームを05年以来の全国制覇に導く。

■関東地区

上田悠起(成立学園)
東京都大会で強烈なインパクトを残した攻撃的MF。卓越した技術を武器に成立の全国出場に大きく貢献した。注目すべきプレーは“パスセンス”と“意外性”。長短のパスの正確さは際立ち、チャンスを演出する誰もが予測しないスルーパスやドリブルには観客をも唸らせるセンスを感じさせる。東京都大会でMVP級の活躍をしたレフティーに全国の舞台でも大きな注目が集まる。

島崎智成(駒澤大学高等学校)
今大会注目のGKの一人。注目はシュートストップ。派手なファインセーブは少ないものの、確実に弾き出しゴールを割らせないプレーはチームに安心感をもたらしている。ただ、駒大高は質の高いGKが他にも多数育っている。東京都大会で安定したセービングを披露したのは、江口達也。決勝戦でも終盤でも高い集中力を維持、成立学園にゴールを割らせず、駒大高の堅守を最後方から支える活躍を見せた。果たしてどちらが全国でのゴールマウスを守るのか。高いレベルでのチーム内の競争を勝ち抜いた守護神の全国のピッチでの活躍に期待。

鈴木徳真・渡邉凌磨(前橋育英)
前橋育英の注目はU-18日本代表候補の2人。まずは主将を務めるMF鈴木徳真。ボランチのポジションに入り、中盤でクオリティの高いプレーを披露する。攻撃の構築力に長けるプレーヤーである。FW渡邉凌磨はエースとしてチームに欠かすことの出来ない存在。得点力の高いアタッカーはスピードを武器に世界の舞台でも結果を残してきた。実績がある2人だけに全国の舞台でのマークは厳しくなることが予想されるが、その中で2人はどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

藤井拓(市立船橋)
連覇を目指す市立船橋の主将で守備の要であるCB。U-18日本代表GK志村滉らと共に安定した守備を展開し、最終ラインからチームをまとめ上げる統率力を持つ。また、以前はボランチを本職としてプレーしていただけにパス精度も高く、効果的な縦パスを通しビルドアップの起点となる。目標の全国制覇のために大黒柱である藤井拓の活躍は必要不可欠である。

■東海地区

前川優太(星稜)

昨年度全国高校サッカー選手権準優勝メンバーの一人でボランチを務める。攻撃力が武器のチームの中で高い技術と、ゴールを演出するラストパスが魅力のプレーヤー。攻守の要としてチームを支え、バランスを取る役割を果たす。全国での悔しさは全国でしか晴らせない。悔しさを味わった男がチームと共に“日本一という忘れ物”を取り戻すために戦う。

山中登士郎(山梨学院高等学校)

地元での日本一を目指す山梨王者の主将。右SBのポジションを務め、チームの堅守を支えている。また主将としてDFラインから大きな声を出しチームを鼓舞する姿も印象的で、監督やチームメイトからの信頼も厚いプレーヤーである。開催県の代表として戦う山中のプレーから目が離せない。

【次のページ】 平成26年度高校サッカー総体(インターハイ)特集:今年の2014年大会で活躍が期待される注目選手10名を紹介!(2)