福富信也氏
日本では食事の誘いも気を使って断らないといけないけど、海外ではきっぱり断っても、「OK、じゃあまた誘うね!」で終わる。お互い自立していて、人に自分が支配されてない感覚というか。意見を言っても人間関係が崩れない安心感とか、お互い自立した者同士なんだから食い違って当然じゃん?、という感覚がチームにも無いと良いチームは作れない、という事に気が付いた。
この2つが(今の活動を始めるにおいて)決定的だったね。
例えばサッカーでも、同じ一人の人間なのに、ベンチに居ながら心からチームを応援できる時もあれば、別のチームでは自分が出ていないから結果は関係ないって思う時もある。試合に出ていない時でも心から応援できる時と、そうでない時のこの温度差はなんなんだろう、と考えた。それは自分がチームの中に居場所があって、試合に出られない時でもチームに必要とされている感覚がある時だと思った。
真のチームになる為には、ピッチ内だけの関係性ではなく、様々な関わりを通じて、互いに安心して意見をぶつけられる環境が必要っていう風に考えたんだよね。その環境を作るために用いたのが、このチームビルディングという方法なんだ。
ーー次回、実際どのようなことを行っているのかなど、福富氏のチームビルディングを更に掘り下げていく。
(取材=編集部)
協力=BRIGHTON CAFE
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