福富信也氏

1980年3月生まれ。
横浜F・マリノスコーチを経て、2011年に東京電機大学理工学部に教員として着任しサッカー部を監督として指導。
日本サッカー協会公認指導者S級ライセンスで講師を務め、近年では上田西高校の選手権ベスト4進出(2018)や、ヴィッセル神戸天皇杯優勝(2020)など、幅広い対象へのチームビルディング指導を行う福富信也氏にお話を伺った。

ーー現在の活動について。

 今の活動を始めたキッカケは2つあって。
 一つは学生時代の専攻分野が野外教育だったこと。昔は公園や家の近くの広場など、外で集団で遊ぶのが当たり前だったけど、今は塾や習い事もあるし、集団で遊ぶ機会が少ない。友達の兄弟などと一緒になって異年齢で遊ぶ機会など尚更減っている。
 異年齢で遊ぶ時って皆で楽しく遊ぶために力の差を考慮してルールやハンデを作ったり自然と考えたり工夫して遊んでたけど、今はそういった環境を教育として意図的に作っていかないと機会が少ない。そんな機会を野外活動を通じて作っていくんだけど、登山やキャンプ、また雪山では自分達で穴を掘ってキャンプしたり...(笑)、色んなことを自分でも体験して。その活動を通じて、一緒に参加した仲間たちと友情が深まるんだよね。
 自分がそれを教える立場になった時、更に面白さを感じて。この経験をサッカーに応用したら絶対に上手くいくという感覚があったし、なんで皆やらないんだろうと思ったよ。

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