東北学院 橋本俊一監督(写真=小林健志)
仙台駅から仙台市と石巻市をつなぐ仙石線に揺られ10分の小鶴新田駅を降り、そこから10分ほど歩くと、東北学院中学・高等学校がある。
宮城県内の私立高校屈指の進学校として知られるが、プロサッカー選手も多く輩出している。古くは柏レイソルなどで活躍し、現在は松本山雅FCでコーチを務める加藤望。浦和レッズで活躍し、現在は浦和アカデミーヘッドオブコーチを務める土橋正樹。長年ベガルタ仙台のボランチとして活躍した千葉直樹。現役選手では日本代表でも活躍したKAAヘント(ベルギー)GKシュミット・ダニエル、昨年からJ3いわてグルージャ盛岡でプレーするFW佐藤未勇がいる。
100年以上の伝統を誇る進学校でサッカーと学業をどのように両立しているのか。自らも東北学院OBでGKとしてプレーし、現在高校サッカー部を率いる橋本俊一監督に話を伺った。
――伝統的に文武両道ということで、橋本監督が生徒だった時もそうだったのですよね?
そうですね。勉強もサッカーもしたいという生徒がうちを選んでくれているというのは昔も今も変わらないかな、と思っています。