MF森悠真(写真=河野正)
県立浦和高校は埼玉の秀才が集まる県内トップの進学校で、サッカー部は3度の全国高校選手権優勝を誇る古豪だ。1960年には日本代表初の外国人コーチとなったデットマール・クラマー氏が、同校で技術指導したこともある。
そんな伝統校のキャプテンとして、44人の部員をまとめるのがMF森悠真(2年)だ。医学部への進学を目指しており、知恵を絞って勉強と部活動を両立させている。
――浦和高校を選んだのはなぜですか?
(大学の)付属高校を考えていた時期もあるのですが、付属だと甘えが出て勉強しなくなるのかなあ、って考え始めたんです。両親が医療関係の仕事をしていることもあり、そのうちだんだんと医師を志すようになったのですが、考えていた付属高校の大学には医学部がありませんでした。県立でいろいろ調べた結果、自分に合っているのが浦高で、中学3年の夏に決めました。