縦への突破を見せる難波祥平

 43分、待ち望んでいた瞬間はセットプレーから生まれた。カウンターから小栗和也が、DF陣3人を引き連れたままドリブルを仕掛ける。すると右サイドからバイタルエリアへのカットインを試みたところを倒されFKを獲得。徳元悠平が蹴りこんだボールを難波祥平が頭で合わせ、バーに当てながらもゴールラインを割り、ついに先制。
続く45分には江崎千尋のショートコーナーから小栗和也、江崎千尋とワンツーを繋ぎゴール前へ。これを受けた浜田幸織がシュート。一旦はポストに跳ね返されるも、再び押し込みゴールを決めた。

 前半、シュート7本にCK11本、FK3本と、ゴールへのノックをし続けたことで2得点を挙げた城西国際大。ハーフタイムに小山監督が確認したのは「積極的にやる事」。こちらがもっと積極的に動けばマークは外れスペースは空き、さらに動きやすくなる。後半はまさにそれを体現したような展開となっていくのであった。

 後半開始4分、竹本佳が右サイドで粘りPKを獲得。これを江崎千尋が落ち着いて決め、まず1点を追加。こうなると妙な安心感や色気が出てくるもの。攻めてはいるがややまったりとした試合展開となり、「ボールと足を速く動かすように」、そして「積極的に勝負を仕掛けるように」と小山監督はじめピッチの内外から指示が飛ぶ。

 すると、後半19分、徳元悠平から難波祥平にボールが渡る。難波はそのまま左サイドを駆け上がり、中央の竹本佳にクロスを上げ、竹本がゴール。
 21分には廣瀬知行から中央でボールを受けた浜田幸織がゴールを決め、これで5点目。サイド攻撃を繰り返したことで空いた中央のスペースに飛び込んだ選手達が立て続けにゴールを決めていく。

 こうなってくると東京情報大はもう防戦一方。カウンターもピタリと止み、疲れにより目に見えて寄せが甘くなってくる中、城西国際大は田中峻平がミドルシュートを放ち目先を変えると、DFが外に釣り出される。
ここで右サイドから小栗和也が中央へ速いグラウンダーのパス。ゴール前へと抜け出した浜田がシュートを決め、チームは6点目を獲得。浜田が試合後に「今日の僕のベストゴール」と振り返る綺麗な崩しで、自身もハットトリックを達成する。

 ここからはゴールラッシュ。29分には小栗のゴール前へ浮かせたパスに大野嵩仁が頭で合わせゴール。31分にはこれまでボールを供給し続けてきた小栗が中央、コースが空いたとみるや自らふわりと浮かせたミドルシュートを叩き込み8点目。39分には徳元が左サイドからサイドチェンジ気味に放った大きなクロスに反応した竹本がダイレクトボレーを決めるとスタンドもピッチも大いに沸いた。41分には途中出場の山本真澄がゴール前の跳ね返りをこちらもダイレクトでゴールネットを揺らし、終了間際にはCKから廣瀬が頭で決めてゴールラッシュを締めくくる。終わってみれば11対0で城西国際大が東京情報大に大勝した。

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