城西国際大vs江戸川大

 ハーフタイムになると大場賢治コーチは「ボールが来る前の動きだしとスペースを作って入って行くこと、そしてアイデアを持ってプレーをすること」の戦術面と「何のためにピッチに立つのかという精神的なモノを伝えた」と、さらに躍動するためにもメンタル面にも檄を入れた。

 そして、後半の頭からボランチに松川翔を投入し、最終ラインからのビルドアップを強化するために澤颯人をセンターバックに下げることで、単調になっていた展開にリズムを作り出す。

 この流れをモノにしたい城西国際大は後半22分に右サイドハーフの難波祥平に代えて三宮捷を投入。鋭い縦への仕掛けとスピーディーな展開を目指した。

 そして、後半25分に均衡を破る。
川越理来のクロスに対し、2列目から飛び込んできた加藤潤也が右足で決めた。
「(相手が)引いて守ってくるのでクロスやミドルシュートがチャンスになると思っていた。いい形ができずに時間だけが過ぎていった」と話すと「クロスが良かったし、最初から(スペースに)入らずに遅れて入ったことがゴールにつながった。自分は身長がないので先にスペースに入ると競り勝てない、あの場面は上手くタイミングを見て入れた」と、胸を張った。

 また、大場賢治コーチも「決めるべきところで決めるのは素晴らしいが、まだまだ彼は(加藤潤也は)出来る。川越(理来)は、本来、右サイドだがあえて左でプレーをさせて、アーリーのボールを入れさせる狙いだった。あのタイミングも素晴らしい」と、頬を緩めた。

 先制点を取ると城西国際大の攻撃は熱を帯びて行く。後半30分には加藤潤也が持ち込みシュートを放つがクロスバーを越える。その6分後には江戸川大のフリーキックを跳ね返しカウンターアタック。得点にならなかったが、消極的にならずに攻め切る姿勢が好循環を生んで行く。

 そして、試合終了前の後半43分に訪れたフリーキックのチャンスに松川翔が左足を振り抜くとボールは惜しくもゴールポストを叩き、追加点を挙げることはできなかったが、最後まで手綱を緩めることなかった。
終わってみれば江戸川大をシュート2本に抑え無失点試合を達成。秋期初戦を白星で飾った。

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