しかし、逆境を乗り越える力を身に付けている城西国際大は修正を図り真価を発揮する。
前半20分、DF徳元悠平の浮き球のパスにFW加藤潤也が反応し右足でループシュートを決めて先制に成功する。
この鮮やかな一発が勝利への狼煙となった。前半31分には、FW加藤潤也のパスを右サイドから上がってきたDF川越理来が追加点を決めたが、前半38分に隙を突かれ失点。嫌な雰囲気の中で迎えたハーフタイムでは、大場賢治コーチは「勝っているからといって満足しないこと。そして2人目、3人目が絡みながら、スペースをどう有効に共有していくか、流動性を出すこと」の指示をだし選手に発破をかける。
前半とは打って変わり、サイドから迫力ある展開で本来の自分たちの形を作り出すと、後半17分にMF村下和也に代えMF三宮捷を投入し、さらにスピーディーなリズムへの変化を求めた。
後半21分、相手のハンドで得たペナルティーキックをMF田中崚平が冷静に決めてダメを押すと後半23分にはMF藤井慎之輔に代えてMF井上達貴を投入。これでチームの両サイドハーフを1年生が務めることになった。
「井上は初出場だったが、これからも自分の特長を出して欲しい。三宮にはもっと思い切ってやってもらいたい」(DF廣瀬智行)。
縦へのスピードが生きてくると城西国際大にセットプレーでのチャンスが増えてくる。後半26分には、左コーナーキックからDF廣瀬智行が高い打点からヘディングを決めて東京情報大を突き放した。
攻撃の手を休めないチームは、最後のカードとしてFW浜田幸織に代えてFW武内大輝を起用するなど貪欲に次の1点を狙いに行くと後半45分に、ゴール前のこぼれ球を拾ったFW加藤潤也が、この日、2点目となるゴールを右足で決める。
「(FWは)ゴールをとってナンボのポジション(笑)。練習からシュートの精度やクロスへの入り方を意識していけばもっと点は取れる。日々の練習が試合に直結するので頑張りたい」と、FW加藤潤也は意気込みを語った。

