4月9日、フクダ電子アリーナで行われた第22回千葉県サッカー選手権大会決勝は県の天皇杯代表決定戦も兼ねていた。あいにくの雨模様だが、ピッチコンディションはそれほど悪くない。城西国際大にとって初の天皇杯出場をかけた注目の一戦は13時にキックオフされた。

 この日の基本布陣はGKが前川天良、ディフェンスラインが左から川越理来、徳元悠平、安里駿汰、2ボランチが松川翔と川尻龍司、左のアウトサイドが三宮捷、右のアウトサイドが佐々木良、そして前線に藤井慎之輔、平野皓巴、武者史也の3人を配した3-4-3システム。とはいえ、試合の流れや状況によって変幻自在の対応を見せていた。この辺りの柔軟性が今季の特筆すべき傾向でもある。

 立ち上がりから積極的に打って出たのは城西国際大だ。
 FWの藤井慎之輔、平野皓巴、ボランチの川尻龍司が次々にシュートを放ち、相手ゴールを脅かす。先手を取ってもおかしくない。そんな空気が漂っていた。

ところが前半32分、ちょっとした対応の遅れをゴールに結びつけられてしまう。
「失点シーンは、展開として十分に警戒していたし、予想の範囲内。でも、あの一瞬だけ抑えきれなかった」(福井監督)

 1点のリードを許したものの、城西国際大はヘッドダウンすることなく、ブリオベッカ浦安に立ち向かっていく。前半終了間際にFW武者史也が続けざまにシュートし、会場を大いに沸かせた。最初のヘディングシュートは相手GKにファインセーブされ、次の右足シュートはバーを直撃。「どちらかひとつは決めないといけなかった。前半のうちに追いついていれば、結果は違っていたはず」と、FW武者史也は悔やんでも悔やみきれないといった表情で振り返った。

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