後半に入ると、攻撃のテンポがよくなり、再三にわたり、相手ゴールを脅かす。
まずは4分、ペナルティーエリア右の河口海斗からの巧みなパスに抜け出した平野皓巴が相手GKともつれながらも押し込み、4点目。さらに、その12分後に右サイドの武者史也からのクロスに三宮捷がヘッドで合わせた。
試合の趨勢が決したこともあり、5点目の直後に松川翔から井上達貴へ、後半24分に佐々木良から工藤竜平へ交代。次々にカードを切ると、後半32分、この2人が絡んでチーム6点目を奪う(左の工藤竜平のクロスに井上達貴がヘディングシュート)。交代策が見事に結実する。
「試合の途中から(河口)海斗をトップ下にして、中盤を変えたことで、ようやくボールが動き出したかなと感じる。もっと点を取るチャンスはあったので、決めきれなかったのは残念。得失点の争いになることを考えたら、やはり決めるべきところで決めておきたいですね」(福井監督)
後半37分には3枚目のカードとしてFW武者史也から城臺映伍に代え、試合を締めくくった。
試合当日はウォーミングアップから最終ミーティングに至るまで、選手たちの自覚を促す意味で、すべて選手たち主導で行われ、指導陣は黙って見守るだけにとどめた。
「相手を侮っていたわけじゃないけれど、チーム全体に緩んでいた部分はあったのは確かだと思う。精神的に大人にならないといけない。勝ったのはよかったけれど、失点をしているし、自分たちにもっと厳しく向き合っていく必要がある」と、試合後、ゲームキャプテンの徳元悠平が言葉に力を込めた。
次節は4月30日、千葉大戦だ。会場は明海大グラウンドで、キックオフは11時30分予定。開幕3連勝を目指すのはもちろん、ゴールへの意欲がより一層求められる。
(取材・文・写真=小室功)

