まずは7分には左サイドから平野皓巴が抜け出してシュート。これは左に外れるも、15分には3枚のFラインの中央に入った主将・徳元悠平のFKから最後は武者が詰めるもDFのブロックに遭う。更にはその1分後にも縦パスに抜け出した平野がGKと1対1になるなど、立て続けにチャンスを作っていった。しかし、17分には左サイドからのFKを中央で三宮捷がどんぴしゃりで頭で合わせるもバーに直撃するなど、あと一歩、半歩のところでネットを揺らすことができない。特に三宮を中心としたサイドアタックやセットプレーで多くのチャンスを作り何度もゴールを脅かしていったが、果たして前半45分のうちにゴールを奪うことができなかった。「セットプレー、毎回やられているぞ!」と関東学園のGKからも激が飛んでいたものの、それを上回る迫力でシュートを放つ城西国際大。しかし、ネットを揺らせない。もどかしいままハーフタイムに入った。

相手の関東学園大の選手たちも圧倒的に押し込まれる苦しい展開に見舞われる中、失点をゼロで乗り切ったことをポジティブに捉えており、「まだ負けてない」と冷静さを失わずにプレーをしていた。その中で長身であるFWの9番にボールを預けて反撃の糸口を探る。決してチャンスは多くなく、外から見ているものとすれば「城西国際大学が失点することはないだろう」というスタンスで見ることが出来たものの、ベンチに立っていた福井哲監督は決してそうではなかったという。「CFも高さがあるから、出会い頭の点はあるかなと思っていた」と一抹の不安はあったようだ。

しかし、やはり展開どおりに均衡を破ったのは城西国際大だった。56分、右サイドを駆け上がっていった井上達貴がファーへ放った絶妙なクロスに合わせたのは9番の平野。豪快に頭でネットに突き刺し待望の先制点を奪取した。そして続く60分にも追加点が生まれる。徳元から三宮へと繋ぎ、最後はゴール前中央に入り込んだ城臺が決めて2−0とした。

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