アディショナルタイムを含んでも残り20分ほど。足をケイレンさせる選手が出るなか、城西国際大は力を振り絞って“まず1点”を追う。だが、無情にも刻一刻と時間は過ぎていく。万事休すかと思われた試合終了間際、ついに値千金の同点ゴールが生まれた。
右からのFKを徳元悠平がファーサイドへリリース。そこにフリーで入り込んだのが井上達貴だ。「自分のマークがいなかったので、徳元さんに“早く!”という合図を送ったら、最高のボールがきた。迷わずヘッドでいきました」と、殊勲者は会心の笑顔を見せる。
千葉県大学1部リーグはここでいったん中断期間に入る。城西国際大、中央学院大、明海大、国際武道大らがひしめく上位陣は文字どおりダンゴ状態だ。勝負の分かれ目はちょっとしたところに出る。
「ひとつひとつのプレーはもちろん、お互いのイメージの共有など、チーム全体の質を高めて、9月から始まる秋期リーグに備えたい」と福井監督は語り、さらなる成長を期す。夏のトレーニングを経て、次にどんな姿を見せてくれるか、大いに楽しみだ!(取材・文・写真=小室)

