次なるプランは、攻撃の手を緩めず、いかに得点を積み重ねていけるか。
「貪欲にゴールを目指さなければいけない。後半に向けて、もう一度、ハッパをかけました」という福井監督の言葉どおり、前半にも増してギアを上げた城西国際大がサイドチェンジを有効に使いながら淑徳大に圧力をかけていく。ベンチからの指示、選手間のコーチングも一段と熱を帯びていた。

 後半11分、15分に平野皓巴が立て続けにヘッドで決め、ハットトリックを達成。「結果を出してチームに貢献したいと思っていた。ハットトリックは素直にうれしいけれど、もっとチャンスがあったので、決めないといけなかった」と嬉しさ半分、悔しさ半分といった表情が印象的だった。

 チーム7点目は後半20分から平野皓巴に代わって、出場した1年生FWの上原牧人だ。2分後の左CK。両選手の競り合いのあと、目の前にこぼれてきたボールに反応する。「ボールを浮かさないよう、(瞬間的に)抑えてけろうと思った。ここまで何度か出場チャンスをもらっていたけれど、点を決められずにいたので、ようやく結果につながってよかったです(笑)」と、ファーストタッチゴールを喜んだ。

 大量8点の仕上げは藤井慎之輔の鮮やかなミドルショット。ゴール右から利き足の左足を一振りすると、ゴール左上にボールが吸い込まれていく。後半37分のことだった。

 次節から強豪との直接対決が始まる。まずは10月1日、中央学院大との大一番。リーグ優勝を争ううえで、いよいよ佳境だ。

「プレー面の質や精度の追求は常にしなければいけないけれど、そのなかで攻守が表裏一体になるよう、もう一度、頭を整理して臨みたい」と、福井監督は勝利への決意をみなぎらせた。

 台風の影響で、順延になった第3節の千葉大戦は10月22日に決定。秋期リーグのラストに振り替えられたわけだが、最後の最後まで目が離せない!

(取材・文・写真 小室功)