城西国際大は後半スタートから3枚の交代カードを切る。負傷したFWの城臺映伍に代えて武内大輝、右SBの斉藤健太に代えて三宮捷、左MFの津嘉山海に代えて田里駿と、チームに変化を加えた。

「監督から右SBで使うこともあり得るといわれていたので、気持ちの準備はしていた。ポジションが変わっても自分のできることは変わらない。たくさんチャンスを作りたいと思っていたけれど、SBなので、“まずは守備から”を意識してプレーした」と、三宮捷は冷静に振り返っていた。

 後半20分には右MFの上原牧人に代えて徳田勘太、その10分後には負傷した武内大輝に代えて藤井慎之輔を投入。攻撃のギアを一段上げたが、終盤の猛攻も実らず、0対1でタイムアップの笛が吹かれる。

 GKの高須雄大が「優勝できなかったことはやはり悔しいですね。でも、最後まで諦めず、ひとりひとりがゴールを目指してハードワークしていた。だれが出ても勝利への執念を見せられたのはチームとしての収穫」と総括すれば、CBの大橋陸人は「ゼロで抑えられなかったのは本当に残念。プレーオフに向けて2位通過になったわけだけど、ふだん戦ったことのないほかの県の大学チームと対戦できるのは楽しみ。そういう経験を通してチームとしてまたひとつ成長したい!」と、先を見据えていた。

 大会連覇はならなかったものの、着実に右上がりの成長曲線を描く城西国際大。福井監督は「戦うものしかここには立てない」と強い言葉を選手たちに投げかけつつ、間近に迫る春期リーグに向けてさらなる奮起を期待していた。 

(取材・文・写真 小室功)