東海大相模FW沖本陸

 初出場ながらベスト4に駆け上がる旋風を巻き起こした東海大相模からは、背番号10を付けたエースFW沖本陸(3年)が参陣。トライアウトでも前線で積極的にボールを要求し、守備の背後にもぐり込む動きなどをアピールした。1年前にトライアウトの説明会を聞き、「一番の希望はJ2以上のクラブに進むことでしたが、去年の夏頃に留学を真剣に考えました。高校の有馬(信二)監督にも後押ししてもらいました」とここまでの経緯を説明した。

 まだ決めてはいないが、現時点ではオクラホマ州のミューレー・ステート・カレッジからオファーが届いているそうだ。

 今回の全国高校選手権は準々決勝で同点のヘディングシュートを決めたが、この1点に終わった。準決勝ではPKによる1点に泣き、準優勝の流通経大柏(千葉)に0-1で屈した。「高校では日本一を取れなかったので、アメリカで足りないものを探しながら成長したい」と話した。

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