鋭いサイドアタックが炸裂!都立片倉が東農大一との延長戦に及ぶ激闘で逆転勝利

都立片倉のMF大村伊吹はキレのあるドリブルを再三披露した(写真=多田哲平)

 第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック2回戦が10月9日に行われ、東農大一都立片倉が対戦。都立片倉が延長戦の末に2-1で勝利を収め、3回戦進出を決めた。

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 立ち上がりは一進一退の展開だったが、地区ユースリーグ1部(都6部相当)所属の都立片倉は、T4リーグ(都4部)所属の東農大一に対して徐々にチャンスを作り出していった。

 軸となったのは右のMF19大村伊吹(3年)と左のMF14石坂垣空(2年)の両サイドハーフのドリブル。さらにMF6田中貫大(2年)とMF7福住颯哉(2年)、MF8鈴木拓(2年)という3枚のセントラルMFが鋭く前線に飛び出してゴールを狙っていく。

 23分には大村のクロスから鈴木が惜しいヘディングを放ち、29分には再び鈴木が際どいミドルシュートで東農大一ゴールを脅かす。36分には福住がペナルティエリアに進入してチャンスを作った。

 また工夫を加えたセットプレーでも相手に脅威を与え、前半の40分は無得点に終わったものの、得点の匂いを醸し出していった。

 ところが後半序盤は東農大一にペースを握られる。43分に右サイド(都立片倉の左サイド)でボールを受けたMF18菅谷岳龍(3年)にクロスを許すと、FW9中谷太智(2年)にヘディング弾を叩き込まれたのだ。

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