MF11長璃喜が同点弾(写真=矢島公彦)
後半、ハーフタイムに両校が失点部分の修正を施したことにより展開は前半とは異なる局面へ。大津が立ち上がりにCB4吉本のロングスローを多用すれば、昌平は攻撃時にワイドMFの位置を最初はインサイドに入れ、サイド・中央両面の突破を狙えるシフトを敷く。その中で徐々に試合の主導権を握ったのは大津であった。
54分FW9山下の突破から得たMF7古川が蹴った直接FKをMF7古川はゴールマウスに右上に逸れたが、その後もFW10碇がトップ下に落ち、そこに9山下や中盤の選手が飛び出す策を講じたことでチャンスを次々と生み出すことに。そして迎えた67分、右CKを得た大津は古川のキックにまたしても10碇が頭1つ競り勝ちシュート気味に前への落とし、ここに入り込んだMF11稲田が頭でコースを変え再び2-1とリードを奪った。
▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権