横浜FCユース vs 鹿島アントラーズユース

 小雨が降るなか、一進一退の攻防が続いた90分間。互いのエリアを行き来する忙しい展開だった。試合についてMF6大貫は「前半、決して悪くなかったですが、自分たちの持ち味を出せずにいました。後半になってギアがあがって、ボランチを経由してゲームを動かせました。(MF27福岡)勇和と一緒にセカンドボールの回収もうまくいきました」と振り返った。

 逆転勝利した鹿島ユース。開幕戦のカードを知ったとき、気持ちが奮い立ったはず。イレブンそして監督・スタッフの脳裏には昨年の12月1日、この日付が浮かんだだろう。この日はプレミアリーグEASTが残り2試合となった21節。首位に立った鹿島ユースはアウェイで3位の横浜FCユースと対戦。勝てば、優勝に近づけたが0-2で敗戦。これにより柏U-18、横浜FCユース、鹿島ユースが勝点38で並ぶ、優勝争いは混戦模様となった。最終節では勝った横浜FCユースと鹿島ユースが勝点41で並んだものの、得失点2差で横浜FCユースが上回りEASTを制した。鹿島ユースはわずか2点で優勝を逃した。直接対決で2点取れていれば・・・そう悔いただろう。

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2025 EAST
高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2025 EAST