
都立千歳丘 vs 青山学院
その後はCKからFW10村田麟がクロスバーを叩く場面もあり、主導権を握りながら追加点を狙い続けた。対する都立千歳丘もカウンターからミドルシュートで応戦。前半終盤、30分にはMF7牛山涼太の突破からMF17新井田豪が鋭いミドルシュートを放つが、青山学院GK1岡田幸耀が横っ飛びで弾き出した。「自分は今日は大した活躍をしていない」と謙遜した岡田だったが、流れを渡さずペースを取り戻せたことで、33分にはFW11岩本悠汰が押し込み2点目。前半を2-0で折り返した。
後半立ち上がり、青山学院は村田の右突破やMF13高槻啓祐のシュートで畳みかけたが、追加点は遠い。むしろ58分、59分と続けざまに都立千歳丘がゴールに迫りリズムを作ると、守備ではGK13野村優吏が身体を投げ出してゴールを守る。土のピッチ、ボールが予測不能に弾む中でも、ホームの地のりを活かし、冷静に飛び込む姿はチームを鼓舞した。
拮抗した時間帯を経て、ついに79分。前線からの守備がはまって奪ったボールをつなぎ、右サイドからの崩しをFW7西村陽和が決め切った。「もう少し早く決め切りたかったですけど、キャプテンが点を取って流れをつくってくれた試合。最後は裏への飛び出しが狙い通りで理想的な形でした」と7番。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

