さらに終了間際の80分、MF18二宮京士が冷静に流し込んでダメ押し。最後まで主導権を握った青山学院が、クリーンシートでの快勝を収めた。

 坂本監督は試合をこう総括する。

「2点目までは少し焦りがありました。ただ、練習試合でも不意打ちを受けた経験があって、その守備の修正が活きました。GKを中心に全体で守れたのが大きかった。後半も交代を含めて色々試してきたことを出せたので、落ち着いて戦えました」

 また、試合前から「フルじゃなくてもいいから」と選手に伝えていたという。交代の際も送り出す雰囲気が自然にできるようになってきたことを、監督はチームの成長として語る。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選