「下を向くな!」ベンチからの檄が飛ぶ都立三田だったが、駒場東邦の勢いは止まらない。43分にはMF14石津岳志が左サイドからのクロスを合わせて5点目。さらに75分にFW9床呂大歩、78分に石津が加点し、最終的に7-0という大差での勝利を収めた。

 左サイドで躍動した森島は、夏の成長を実感していた。「夏休みの間に裏抜けの動きを練習して、それが無意識にできるようになった」。熊谷との連携についても「自分が相手を引きつけてパスを出すことで、味方がフリーでクロスを上げられる状況を作れた」と、戦術的な成熟を感じさせるコメントを残した。

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▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選