たしかにそうだ。都立豊島は後半10分にはMF10内山雄斗を、同25分には決勝点のFW14富山、アシストのMF5和田、MF8中塚雄也らを投入。彼ら前線3人が堅い守備をひっかきまわし、決勝点が生まれた。

 強いてもうひとつあげれば、仲の良さ。一昔前、学年の縦の関係は厳しかったが、だいぶ変わったようだ。

「僕ら2年生は3年生のことが大好きなんで、引退させたくない気持ちでした。パッションで押し切りました」(MF9當正)

 主将DF17村山を中心にまとまった都立豊島イレブン。学年を超えた選手同士の仲の良さが勝利を呼んだともいえる。。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選