開成が前半27分に先制点を奪った。太田が右から斜めの最終パスを配給すると、これに素早く反応した中村が右足で合わせてゴール右に蹴り込んだ。
開成は中高一貫の男子校で、開成中は昨夏の第66回東京都私立中学校サッカー大会を制し、年末年始の第16回首都圏私立中学校チャンピオンズカップでも3位に入る実力校だ。
今春、中学から進級した中村はゴールを決めるとコーナーフラッグ近くに駆け寄り、膝をついてガッツポーズ。「太田さんからいいボールがきたので、思い切って打ちました」と笑みがこぼれ、「2年生には中学時代からすごくお世話になっているので、先輩と長くサッカーができるように次の決勝も粘り強く戦って勝ちたい」と意気込みを示した。
▽第104回全国高校サッカー選手権東京予選
第104回全国高校サッカー選手権東京予選

